2010年01月31日

ハタの家、他の生物も間借り

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100127003&expand

 最新の研究によると、ハタが海底の岩場に作った“マイホーム”には、ほかの海洋生物も勝手に住んでいるようだ。

 フロリダ西岸沿いに多く生息するツマグロハタの幼魚は、海底の砂に隠れた穴から砂を取り除く。こうして現れた穴はハタの住処となるだけでなく、サンゴやロブスターなど他の海洋生物にとっても住み心地の良い場所になるという。

 この驚きの発見は、ツマグロハタがビーバーと同様、自分のニーズに合わせて環境を作り替えると同時に、ほかの生物の住処も作り出す“生態系エンジニア” であることを示している。この研究を率いたフロリダ州立大学沿岸海洋研究所長フェリシア・コールマン氏は、「巣の間借りとは驚きだ。普通なら住めない場所に住み着くチャンスになっている」と話す。

 今回の研究中、西フロリダ陸棚沖の比較的浅い海底でツマグロハタの幼魚が砂を掘っているのをダイバーが目撃した。ハタの幼魚は砂に埋まった溶食穴を何らかの方法で探り当てる。溶食穴とは、何千年も前、海水面が現在より低かった時期に岩の表面の開口部が淡水で削られて形成された穴で、ハタの幼魚が掘っていた溶食穴は、海水面が上昇するにつれて堆積物で満たされたものである。

 ツマグロハタは口とヒレを使って砂を取り除き、“ハタ穴”と呼ばれるくぼみを作る。この穴は、捕食者からの隠れ場所を求める掃除魚やカニやイセエビだけでなく、サンゴ、海綿動物、イソギンチャクといった生物にとっても“夢の家”となる。

 ツマグロハタは自分の穴に砂や岩屑が入ってくるとかき出して、穴を丁寧にメンテナンスする。そうしておけば、いつでも掃除魚に身なりを整えてもらえ、異性と安全に落ち合える場所も確保でき、また時には容易に餌にありつくこともできると今回の研究は指摘する。

ハタは幼魚期の数年を浅い海で過ごし、成長すると深い海へと出て行く。深い海底では幼魚期の巣よりも大きな溶食穴を掘り返す。この穴は直径が最大5メートル、深さ1メートルにも及ぶことがある。「海に潜ってこの穴に遭遇すると、穴の上に魚が群がっているのが見える。実に壮観だ」とコールマン氏は話す。

 同氏によると、ハタの成魚は巣を一度作ると生涯それを使い続けるのが普通だという。オスとメスは互いに近所の穴に住み、メスがオスの巣まで出かけて交尾する。「ハタは引越しをしない。考えてみるとその必要が無いのだ。餌は向こうからやって来るし、掃除魚もやって来る。そして少なくともオスにとっては、異性も向こうから来てくれる。ある意味で完璧な場所だ」。

 この研究はオンラインジャーナル「The Open Fish Science Journal」誌に2010年1月9日に発表された。

(National Geographic News January 27, 2010)




(´-`).。oO(海の底は意外とほのぼのしてるのかも・・・?)
タグ:新発見
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2010年01月30日

大河で脚光「龍馬」エビ展示…徳島の水族館

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100125-OYT1T00329.htm

 徳島県牟岐町灘の貝の資料館モラスコむぎの「漁師さんの水族館」は、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」にちなんで、「鉤手龍馬海老(カギテリョウマエビ)伝」と題した特別水槽の展示を始めた。

 イセエビ科で「龍馬」の名を含む珍しい種類・カギテリョウマエビと、海援隊の紅白の旗模様のスポンジを背負ったカニ・アカゲカムリ各1匹を紹介している。

カギテリョウマエビ(右)とアカゲカムリ.jpg

水槽内を動き回るカギテリョウマエビ(右)とアカゲカムリ(牟岐町で)


 水槽は、上部に龍馬が率いた海援隊の船「いろは丸」の模型を飾り、中には龍馬像の写真や名言「おのおの、その志のままに生きよ」と板に書いて表示した。展示しているカギテリョウマエビは体長9センチ、重さ25グラムのオスで、昨年10月、海陽町沖で捕獲された。

 同エビは大西洋やインド洋、西太平洋域に生息。体はオレンジ色で、成長すると10本の脚のうち前2本が大きなかぎ状になる。同館によると、1996年に和歌山県串本町で本州で初めて見つかり、今回は7例目の発見という。

 同館の渡辺紗綾飼育員は「カギテリョウマエビはリョウマエビの仲間でも珍しい種類。龍馬人気にあやかって来館者が増えれば」と期待している。
(2010年1月25日16時25分 読売新聞)






(´-`).。oO(関連ニュース・・・)



脱皮2時間以内!「漁師の伊勢エビ」発売へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100129-OYT1T00198.htm

 愛媛県伊方町串の三崎漁協が、軟らかな殻ごと食べられる脱皮直後の伊勢エビを急速冷凍し、試験的に飲食店などに卸している。

 殻が軟らかなのは脱皮後数時間だけで、漁でとれた伊勢エビを脱皮目前まで育て、2時間おきに見回って、脱皮したばかりでの商品化を実現。試験販売の評判は上々で、「岬夢想海老(はなむそうえび)」と名付けて、今秋から一般販売に乗り出す。

 同漁協では、毎年9月の伊勢エビ漁解禁後、毎年約8トンの水揚げがある。大半は蓄養池で育て、年末に贈答用として出荷している。

漁師の伊勢エビ.jpg

脱皮直後に急速冷凍し、殻ごと食べられる「岬夢想海老」(愛媛県伊方町の三崎漁協で)


 脱皮直後の伊勢エビはたまたま網にかかることもあるが、軟らかいために一部がちぎれるなどしていることが多い上、すぐに殻が硬くなるため、出荷せずに漁師が食べていた。

 漁協では、一昨年から丸ごと食べられる伊勢エビの商品化を目指し、水槽で脱皮の様子を観察。水温が20度程度になる11月下旬、大半は夜間から早朝に行われ、2時間程度で、殻が硬くなることがわかった。

 このため、脱皮間近と見られる200〜300グラムの食べ頃の大きさのものを池から水槽に移し、夜も2時間ごとに見回って、脱皮直後のものを急速冷凍することにした。

 09年に試験的に約300キロを漁協直営のレストランなどに卸し、から揚げや蒸し料理にして提供したところ、甘みの強さや、殻があることをほとんど感じずに食べられる珍しさが人気を集めた。

 今年は1トンを用意し、一般消費者向けにも販売したいとしている。其田稔組合長は「増産のめども立った。付加価値の高い、新たな伊勢エビとして売り込みたい」と張り切っている。(梶原善久)
(2010年1月29日11時33分 読売新聞)




(´-`).。oO(えびボクサーという映画がありましたね・・・)
タグ:水産 飼育
posted by みずっち at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲殻類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月29日

めでたい紅白ナマコ 名港水族館で展示

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100126/CK2010012602000030.html

 色鮮やかな紅白のマナマコが、名古屋市港区の名古屋港水族館で展示されている。本来の色ではなく、何らかの原因で、白や紅色になった。特に紅色は珍しく「紅白とおめでたいので展示した。ぜひ見に来て」と飼育係の春日井隆さんは話している。

紅白ナマコ.jpg

色鮮やかな紅白のマナマコ=名古屋市港区の名古屋港水族館で


 マナマコはウニやヒトデと同じ棘皮(きょくひ)動物。奄美大島以北の磯などに生息する。体色でアカナマコ、アオナマコ、クロナマコと3タイプに分けられ、アカナマコとアオナマコは食用になる。同じタイプのナマコでも体の色や模様には、変異が多く見られる。

 展示されている紅白のナマコは、大井漁協(南知多町)から今年に入って寄贈された。紅色のナマコは鮮やかな赤で、アカナマコの色とはまったく異なる。白も紅色も、3タイプのナマコのいずれかの色が変化したものだという。(2010年1月26日 中日新聞)




(´-`).。oO(おめでたい感じはあまりしませんね・・・)

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